○仏様の教えと御利益

四苦八苦とは

○四苦

生.老.病.死(しょう.ろう.びょう.し)のこと。

1.生→生きる苦しみ。

2.老→老いていく苦しみ。

3.病→病気になる苦しみ。

4.死→死ぬという苦しみ。

○残りの四苦は

5.愛別離苦《あいべつりく》

愛する人達とお別れしなくてはいけないこと。

例え→家族などの大切な人達が死ぬことによってお別れをしなくてはいけないこと。

6.怨憎会苦《おんぞうえく》

怨み憎んでいる人に会わなくてはいけないこと。

7.求不得苦《ぐふとくく》

求める物が得られないこと。

例え→物質的な(お金、家、車など)物を自分が欲しいと思ってもすぐには得られないこと。

8.五蘊盛苦《ごうんじょうく》

精神的に求めても思うようにならないこと。

例え→好きな人と両想いにならなかったりなどのこと。

これらを↑あわせて四苦八苦と説かれています。


生きている限り、必ずこれらの思い通りにならない苦しみうけなくてはいけないことを仏教では説かれています。

これらの思うようにならない苦しみのことを合わせて四苦八苦と説かれています。

我々は誰もが迷い苦しみ悩みたくはないものです。

そして、安定した暮らしをして生きていきたいものです。

だからこそ、お釈迦様は我々に六波羅蜜行をお説きになられました。

それでは、ここで六波羅蜜(行)で得られる御利益や意味を説明させていただきます。

○六波羅蜜(行)。ろくはらみつ

1.布施《ふせ》→見返りを求めずに財、物などで他者に施しをすること。
人や世のために惜しみなくすること。

財→財施(お金や物品)

明るい眼差し→眼施


温かい言葉→言施


笑顔→顔施


常に埋もれさせない、安心を与える→無畏施


身のお手伝い→身施


人をほめる→心施


場所を貸したり、宿泊→座施、舎施。


○布施波羅蜜で得られる御利益→惜しみなく施せる人は、心も豊かであり、自己の執着があまりない為、結果的に財徳、福徳、人徳に恵まれる。


2.持戒


道徳心をよく保つ。十善戒などなど。


○持戒で得られる功徳→道徳心がある人は、二枚舌や悪口などで人を苦しめることを言わないので、結果的に人から敬愛され、信頼される。


3.忍辱


例え→ 一生懸命に自分が頑張ったことなどを認めてもらえない時などは感情的になり、怒ってしまいがちですが、静かに静観すること。


苦しいことや辛いことから落ち込まないで前を向いて努力をして結果がついてくるまで我慢すること。


○忍辱で得られる御利益→忍辱が出来る人は、短気ではないし、美しい心の持ち主なので、人から愛される。


4.精進


努力、向上すること。


誰もが1度は目の前の欲望に負けてしまったり、自分可愛さから自分本位に物事を考えてしまい誰かを傷付けてしまうものです。


その時に失敗や後悔はしてしまうものです。


しかしながら、そんな時こそ、自分自身で懺悔や努力を繰り返して、大きく反省をして前を向いて邁進していく姿こそが私はここで説かれている精進かと思われます。


○精進することにより得られる御利益→常に努力する人は、みんなから認められ、さらには、新たな資格を取ったり、新しい展開を怠ることがないので、結果的に社会的にも出世するし人々から愛される。


5.禅定


不動の心。何事にも動じない心。
(瞑想などで得られるとされている)


○禅定を行うことで得られる御利益→自身の心が乱れない為、不安を抱えることなく常に安穏に生活することができる。

常に人々に安心を与えてくれる為、人から愛される。

6.智慧

真理を見極める。

智慧で得られる功徳→智慧がある人は、自己執着がないし、八正道を歩むことが出来る為、悩みや迷いがない。

これらの尊い六つの行いのことを六波羅蜜(行)と説かれています。

これらの尊き行いはお大師様の自利利他の教えにも説かれているように、結果的に自己執着から離れることが出来るので、悩みや苦しみから離れることが出来ると考えることが出来ます。

○の得られる御利益の部分の説明は、私の個人的な意見も含まれています。

教法の薬を服用して、皆様が少しばかりでも苦しみの渦から解脱することが出来れば幸いに思います。

仏の教えを通してみなさまが救われていきますように。

南無大師遍照金剛。

合掌